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1) その生き物は、得も言われぬ罪悪のようなものを纏っていた

見目が愛らしいかと言われればそうでもなく、どちらかというと禍々しかった。
羽根は燻ぶった灰のような色をしていて、大鷲というには翼は見すぼらしく、怪しく光る獣の眼と悪魔のような角を持ち、
その巨体は鳥のようで、猫のようで、犬のようで、鼠のようだった。
殆ど恐ろしい出で立ちでありながら、けれどもたったひとつの悪意なく、その生き物は少年(プレイキャラクター)を見ていた。


ゲームIQの低い私は、スタートから早々ひたすらに右往左往し、試行錯誤した。
何しろ、ゲーム画面が左から右に流れていく時代から、時が止まっているようなものなのだ。
私がまともにクリアしたゲームといえば、己の萌えのために攻略サイトを眺めながらプレイした「テイルズ オブ ジ アビス」だろうか。
他にも「戦国BASARA」シリーズや「戦国・三國無双」シリーズにも着手した経験があるが、どれもこれも途中で投げ出してしまっていた。


旦那は終始「どう遊ぼうとプレイヤーの自由だけど、出来れば自分だけの力でクリアしてほしい」と言い、
このゲームのプレイ時には自分を隣に置くように望み、実際いちいち私の隣でプレイを見守った。
私は旦那のこの言葉と行動を「己のゲーム開発における苦労を敬い労ってほしい」という意味と捉え、半ば仕方なく合意したのだった。

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